綿矢 りさ 蹴りたい背中
19歳で芥川賞受賞して話題になった作品。
話題性でとったんでしょ〜とか思いつつそういうのよくないですよね。
ってことで、そういうのは抜きにして読みましょう。意外とよかったです。
文体に初々しさの残る感じが作品ともマッチしてて。
けっこう短い作品で(1時間半くらいで読み終わる)その長さもちょうどよい。
激しく内容紹介
高校生の主人公@女の子、周りは友達グループを作っていて、
自分はそういうグループに所属していなくて、
そういうグループに入るのはなんか嫌で、
でも、休み時間とかお昼休みに一人でいるのが苦痛で、みたいな。
同じような境遇の男の子がいるけれど、その子はグループに所属していないだとか
他人の目だとか全然気にしていない様子。
理由は、オリチャンとかいうモデルの相当なファン(おたく?おっかけ?)で
それ以外のことは眼中にないから。
主人公が昔そのオリチャンとかいう人に会ったことがあるというところから
男の子と知り合いになって、蹴りたい背中だということです。
相変わらず、半端に説明がわかりにくくて恐縮です。
主人公はとても日向の人間ではないですが、
夏の太陽はまぶしくて青春だよねって個人的には思いました。